私が宅建士試験に合格したのは平成29年度でした。
宅建主任者から宅建士への名称変更が行われて数年たった時に受験しました。
そして、さらに遡ること数年前に実は行政書士試験にも合格しています。
つまり、私は行政書士試験+宅建士試験の合格者なのです。
よく順番逆でしょという声が聞こえてきますが、レアケースということで自分の中で良しとしています。
とりあえず、宅建士試験について軽く説明します。
感想としては難し過ぎることもなく、簡単すぎることもありませんでした。
「さすが国家資格だなぁ」っていうの感想が大きいです。
あれはやはり、コツや勉強方法を知って勉強するのが一番です。闇雲に勉強したって無駄です。
やはり、独学で挑戦するには、配点だとか効率的な勉強方法を知るのが不可欠です。
宅建をクリアできた人ならば、他の士業の試験も視野に入れるのは当然のことだと思います。
受験資格は別として、挑戦する資格はあるでしょう。
一つの合格を経験した人は、他の試験でも合格可能性はぐっと高くなる、そう信じています。
宅建から司法書士になろうと思われる方もいると思います。
ただ、私が今その状態を経験中ですので、警告しておきますが、
宅建士から司法書士へのステップアップはそう簡単ではないということです。
甘い考えでは絶対に合格しません。
それだけは言っときます。
どういう訳かというと、そもそも、宅建士試験の知識との被りが実は多いようで大したことがありません。
正式に被るのが、民法と不動産登記法だけです。
ただ、これに関しても当然レベルが雲泥の差です。
宅建士試験の全科目の勉強が司法書士の民法ぐらいです。
テキストの分厚さから言っても、そんなもんです。
つまり、司法書士試験は宅建士試験の何倍もの勉強をしなければいけないのです。
1日2時間とかの姿勢では絶対に合格はできません。常時、宅建士試験の直前の勉強姿勢を取るイメージです。
ツィッターなんかを見ている限りでも、平日7時間勉強していました。とか休日は10時間以上勉強していましたという人も多いです。
それくらい、司法書士試験というのは過酷な試験ということです。
ということで安易な考えでは受験はオススメしません。まるで自分に言い聞かせているような感じになっていますが、本当のことです。
でも実際には、司法書士試験合格者の中でも宅建士試験合格を経てという方も少なくありません。
これはやはり、同じ不動産を扱う資格としては、興味を持ちやすいということなんだと思います。